右肩上がりで需要が伸び続けている介護業界。
これから介護職に就こうと考えている方も増えています。
介護の仕事には、経験がなくても始められる職種もあります。
無資格・未経験の状態でこの業界に入る方々が、どのようなキャリアパスをたどってゆけばいいのかを説明します。
最終的には、介護福祉士の国家資格を取得することが目標となります。
資格が無い場合、利用者に直接触れるような介護はできないのですが、掃除や雑用、ヘルパーの助手として、多くの介護施設などが募集しています。
そのようにして現場で働きながら、まず、介護業界におけるキャリアパスの第一歩となる「介護職員初任者研修」を受けます。
この研修は130時間の講習を終えた後、筆記試験にパスすることで修了となります。
その後、晴れて介護士として利用者の介助などもできるようになります。
次のステップは「実務者研修」で、これは以前のホームヘルパー1級にあたる資格です。
この研修には医療的ケアのカリキュラムも組み込まれているので、受講すると介護・介助に関わってくる一部の医療行為(喀痰吸引)を行えるようになります。
また、この研修の全過程を修了した者は、介護施設やグループホームなどでサービス提供責任者として働けます。
そしていよいよ国家資格(介護福祉士)に向けて行動開始となります。
介護福祉士の受験資格ですが、実務者研修修了のほかに、3年かつ540日以上の実務経験が必要となっています。
介護のスペシャリストである介護福祉士資格を取得すると、仕事の幅が広がるだけでなく、給料にも資格手当として反映されます。
詳しく知りたい方は、介護福祉士について情報提供している■目指せ国家資格!■も併せてご覧になってみてください。